【書評・要約まとめ】お金は銀行に預けるな(勝間 和代さん著)〜日本人の投資マインドの火付け役になった本〜
勝間 和代さん著「お金は銀行に預けるな」は、日本人の投資マインドの火付け役となった本です。
本書は、2007年に発売されて以来、日本社会に多大なインパクトを与えてくれました。
当然、僕も影響を受けた一人。
「お金は銀行に預けるな」と言われたら、「なぜ???」となる人が多いですよね。
そして本書では、今まで銀行預金しかしてこなかった人たちにもわかりやすいように、金融とは何かについて解説されています。
金融素人でも理解しやすい内容なので、投資マインドに火を付けることになったのでしょう。
そんな本書は、令和時代になっても、まだまだ読む価値ありです。
時代は変われど、金融リテラシーや金融基本原則は、そうそう変わらないからです。
この記事では、「お金は銀行に預けるな」の書評・要約まとめをお伝えしていきます。
まだ、銀行預金しかしていない人は、絶対にチェックしてみてくださいね。
金融リテラシーの必要性
ここでまず最初にわかってもらいたいのは、「自分のお金を銀行などの口座に預金として預けてさえおけば安全」であるどころか、それは人生設計上、リスクになるということです。
勝間さんにこう言われたら、あなたは何を思いますか?
納得できますか?
それとも、反論したくなりますか?
勝間さんが、このように言われている理由は、こんな意図があるからです。
多くの人が「お金に働いてもらう」ということを知らないがゆえに、本来なら得られるべき収入を実は放棄していることを意味するからです。
金融投資をしていなければ、いくら株価が上がったとしても、まったく恩恵を受けることができません。
逆に、金融投資をしていれば、給料以外の立派な副収入となってくれるのです。
実際に僕は、本書を読んだ2013年ごろから投資を続けているおかげで、投資額が80%くらい増えてくれました。
100万円投資したとしたら、180万円になってくれたというわけです。
もしあなたのお金も、このように増えてくれたら、めちゃくちゃ嬉しいですよね。
金融で儲けるための実践
基本原則
具体的に、どんなことを実践すれば、金融でお金を儲けられるか気になりますよね。
銀行預金しかしてこなかった人は、「難しそう」という印象があると思いますが、まったく心配いりません。
詳しくは、本書を読んでいただきたいのですが、まず次の基本原則だけ知っておきましょう。
第1原則 分散投資、分散投資、分散投資
第2原則 年間リターンの目安として、10%はものすごく高い、5%で上出来
第3原則 タダ飯はない
第4原則 投資にはコストと時間が必要
第5原則 管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない
個人的に、一番大切な考えは、これからの相場を予測することはできないということ。
だから、短期で儲けようなんて考えるのは、ナンセンスです。
「最悪の場合、これくらいなら損してもいいや」「何十年か先に、プラスになってくれていたらいいな」
こんな気持ちで投資するくらいがちょうどいいと思っています。
原資の生み出し方
投資をやってみようという気持ちになってきても、投資するためのお金がないという人も多いでしょう。
勝間さんは、次の3つのことを節約するようにと言われています。
①住宅ローンを組まないこと
②車は買わないこと
③生命保険を定期逓減型にすること
もうすでに当てはまっている人は、今から改善することは難しいと感じるかもしれません。
しかし、諦めるのは、まだ早いです。
頭を使って勉強すれば、他にも節約する手段は、無数にあります。
そしてまた、投資するためには、最低100円からでも可能です。
少額すぎて意味がないと思うかもしれませんが、それでは今までの生活と変わりません。
お金に働いてもらうことで、少しずつ山のように大きくなってくれるのです。
何もしないことの方がリスクなので、このタイミングが、金融投資を始めるチャンスですよ。
まとめ
本書は、2007年に出版された本ですが、今でも、現役で活躍しています。
若干、制度が変更されていたり、流行りの金融商品が違っていたりしますが、十分に参考になる一冊です。
金融のプロである勝間さんが、今まで銀行預金しかしてこなかった人向けに、丁寧に解説してくれています。
出版されてから今まで、日本人の投資マインドに火を付け続けてきた本なので、あなたにも絶対に役立ちます。
金融リテラシーを上げたいと思ったら、最初にお勧めしたい本なので、ぜひ手に取ってみてくださいね。