【敗者のゲームより】成功する運用基本方針策定のポイントまとめ

【敗者のゲームより】成功する運用基本方針策定のポイント投資コラム

投資のバイブル本「敗者のゲーム」で紹介されている、成功する運用基本方針策定のポイントを紹介します。

本書では、「運用基本方針策定こそが、投資で成功するポイントである」と繰り返し主張されています。

もちろん、どのような運用基本方針でもいい訳でなく、長期運用目的と達成のための資産分配が明確である必要があります。

「なんだか難しそう」と思われるかも知れませんが、要するに、

  • インデックス投資をすること
  • 運用の目的を明確にすること
  • このルールを長期的に守ること

が、達成されていたら、概ね問題ないのではないかなと思います。

この記事では、「敗者のゲーム」に書かれてある成功する運用基本方針策定のポイントを、要約してお伝えしますので参考にしてみてください。

この記事を書いた人

金融投資歴10年/ファイナンシャルプランナー2級/簿記2級/インデックス投資と中配当株投資で資産形成している30代夫婦/会社員をしながら、副業やポイ活を楽しんでやってます

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運用基本方針が必要な理由

運用基本方針が必要な理由について、著者のチャールズ・エリス氏は、このように言われています。

最大の理由は、その場しのぎの方針変更からポートフォリオを守るためだ。

2008年のリーマンショックのような金融危機が起きたときには、僕たち投資家は、自分の投資に疑念を抱いてしまいがちです。

大切なお金を投資していて、それがマイナスになってしまったときには、普段やらないようなことにことに手を付け兼ねません。

しかも厄介なことに、その状況にいるときは、「自分は極めて冷静だ」と信じて疑わないのが不思議なところ。

このような市場でどんなことが起きようとも、長期目的を達成するために策定するのが、この運用基本方針です。

成功する運用基本方針策定のポイント

長期運用目的の策定が最重要

運用基本方針策定のうち、もっとも重要なことが、長期運用目的の策定です。

僕の場合は、このように設定しています。

金融市場を通じて社会に貢献し、将来の豊かな生活に必要な資金を確保するため。

投資方針書より

そして、達成のために必要な資産分配比率の策定も同時に必要になってきます。

ここでいう資産分配比率とは、株式や債券、REITなどの割合のこと。

僕の場合は、「myINDEX」を使って、リターンとリスクを計測しながら配分を決定しています。

市場に勝とうと夢中にならないこと

本書では、一貫して「インデックスに投資せよ!」と言われているので、アクティブに運用することに対して、痛烈に批判されています。

個別銘柄の選定によって、市場に勝とうとするのは楽しいですが、実益がないことがほとんど。

長期的に見れば、長期運用目的の策定によって得られるメリットの方が、圧倒的に大きくなります。

僕自身も個別株への投資は楽しくて大好きなのですが、のめり込み過ぎないように、運用基本方針にも一文を記入しています。

どれだけ運用収入が必要かは検討しない

個人的に意外だったのが、運用基本方針からは、運用収入の文言を除外すべきということ。

この理由について、チャールズ・エリス氏は、このように言われています。

なぜなら、ポートフォリオの収益率は、投資家が増やしたいからといって増やせるものではないからだ。

市場があなたの期待通りのリターンを出してくれることなど、あるわけがない。

痛烈な言葉ですが、ごもっともです。

確かに、そんなに都合よく収益を挙げられたら、世の中、お金持ちの投資家ばかりになりますもんね。

では一体、どんな文言を書けばいいのか悩みますが、ここはよく頭を働かせるべきポイントでしょう。

2、3年に一度、見直しをすること

定期的に見直すことも、運用基本方針策定には、重要なポイントです。

ただし、頻繁にではなく、2、3年に一度くらいのペースで。

家族構成や年齢、投資に関する考えなどに、変化が起こったタイミングが目安かと思います。

運用基本方針策定するときには、見直しのタイミングも明記しておきたいですね。

まとめ

本書では、随所、運用基本方針策定の重要性が書かれています。

これを読んだ人なら、必ず自分ならどんな運用基本方針を作ろうかと考えを巡らせるはずです。

作り方に正解はないものですが、運用基本方針策定があるかないかで、運用を成功させられるかどうかは、大きく変わってくるはずです。

もしあなたが、まだ運用基本方針を策定していない投資家さんでしたら、本書を準備して、早速、作成に取り掛かるのをオススメしますよ。

注意事項

※本記事内で紹介している意見は個人的なものであり、関係企業等からの意見を代表するものではありません。
※本記事は情報提供を主な目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではありません。
※投資に関する意志決定は、ご自身の判断にてお願い致します。

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