投資で勝つための3つのアプローチまとめ【ウォール街のランダム・ウォーカーより】
投資の名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」で紹介されているウォール街に打ち勝つための三つのアプローチを紹介します。
投資を始めてみようと思ったけど、具体的に、何から手をつけたらいいかわからない人が多いと思います。
また、実際に投資を始めたけど、イメージしていたことと違ったなんて場合もあるでしょう。
そんなときに参考になるのが、この三つのアプローチです。
僕自身も、「思考停止型」をベースにしつつも、「手作り型」の要素も加えて投資を続けています。
では早速、ウォール街に打ち勝つための三つのアプローチを詳しくお伝えしていくので、チェックしてみてくださいね。
ウォール街に打ち勝つための三つのアプローチ
思考停止型の歩き方–インデックス・ファンドを買う
「ウォール街のランダム・ウォーカー」は、ひたすらにインデックス・ファンドを買い続けるべきと教えてくれる本です。
その理由は、一貫して高いリターンを上げてきたことと、手数料が非常に安いからです。
そのため、「思考停止型」のアプローチとして、全世界の株式市場に幅広く分散投資できるインデックス・ファンドを買うことをオススメされています。
ただインデックス・ファンドを購入し続けるだけなので、投資の楽しみはないのですが、いずれお金が大きく育って帰ってきてくれる可能性が高いです。
手作り型の歩き方–有望銘柄を自分で探す
インデックス・ファンドを購入し続けるだけでは退屈だという人は、「手作り型」のアプローチもオススメされています。
ポートフォリオのコア部分はインデックス・ファンドで運用し、残りのサテライト部分を個別銘柄に賭けるという方法です。
こうしたポートフォリオは、非常に大きな手間がかかりますが、投資の楽しみを存分に味わうことができます。
もし実践する場合には、次の4つのルールを守るようにとのことなので、参考にしてみてください。
ルール1 少なくとも五年間は、一株当たり利益が平均を上回る成績を期待できる銘柄のみを購入すること
ルール2 企業のファンダメンタル価値が正当化できる以上の値段を払って株式を買ってはならない
ルール3 近い将来、「砂上の楼閣」作りが始まる土台となるような、確固たる成長見通しのある銘柄を購入するとよい
ルール4 なるべく売買の頻度を減らすべし
人に任せるタイプの歩き方–専門家を雇うべし
三つ目のアプローチとして「人に任せるタイプ」が紹介されています。
しかし、この方法だけは、全くオススメされていません。
この方法は、ズバリ投資のプロにお金を預けて、運用を任せる方法のことです。
オススメされない理由は、プロの投資家でも、長期間にわたって市場平均に打ち勝つことができないからです。
また、過去のデータも、あまり参考にはならないということもあります。
最近では、個人投資家でも、インデックス・ファンドさえ購入しておけば、高リターンを得ることができるので、人に任せる必要はないようです。
人に任せてしまうと、手数料を支払わないといけないので、それだけでも、大きな損失になりますしね。
まとめ
本書では、ひたすらにインデックス・ファンドを購入することと言われています。
インデックス・ファンドにも、当然リスクはありますが、リスクを上回るリターンを得られる可能性が高いのです。
僕自身の投資でも、インデックス・ファンドをメインにしつつ、ほんの少しだけ個別銘柄への投資もしています。
インデックス・ファンドを買い続けることがお得だと分かりつつも、刺激がなくて退屈だからという理由です。
本書についての書評・要約まとめ記事も用意しているので、もうちょっと知りたくなった人は、併せて読んでみてください。