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【要約まとめ】20代のうちにこそ始めたいお金のこと(中野晴啓さん)〜少額から金融投資にチャレンジしてみよう〜

ぞぬーん

セゾン投信株式会社代表取締役社長 中野晴啓さん著「20代のうちにこそ始めたいお金のこと」の要約を紹介します。

本書は、そろそろ金融投資を始めてみようかなと思っている20代にオススメです。20代で投資を始めることは、これから先のお金との関わり方に大きな影響を及ぼしてくれます。僕は、22歳のときから金融投資をしているのですが、お金を増やすという意味でもマネーリテラシーが身に付けるという意味でも、金融投資をやっていて本当に良かったと思っています。

しかし、金融投資と聞くと、ハードルが高いと感じるのではないでしょうか?きっと周りに金融投資をやっている人は少ないですもんね。けど実は、あなたが思っているほどに、金融投資のハードルは高くありません。

セゾン投信では、月に5,000円から投資できますし、ネット証券では100円/月から投資することだってできます。お金が減ってしまうと心配になるかもしれませんが、10年や20年といった長い目で見ると、損失を出す方が難しかったりします。「複利」が働いて、雪だるま式にお金が増えていくからです。

では早速、中野晴啓さん著「20代のうちにこそ始めたいお金のこと」についてお伝えしますね。

著:中野晴啓
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「20代のうちにこそ始めたいお金のこと」の概要・目次

「金融投資」という言葉を聞くと、どんなイメージが湧いてきますか?「悪いことをしてそう」とか「損をしそう」「難しそう」というイメージを持っていませんか?

僕は、金融投資を行うことは、社会貢献だと思っています。投資したお金が世界中を巡って、少額だけれど人の役に立つことに使われていると思っているからです。

このような考えを持つキッカケとなったのが、セゾン投信株式会社代表取締役社長 中野晴啓さんを始めとした、直販投信という形態で資産運用している方々から学んだことが大きいです。

僕はまだ20代で、世間一般からみると若い方に入りますが、いまのうちから金融投資をやっていて本当によかったです。ここ数年は、アベノミクス相場のおかげで日経平均が倍増するくらいに景気がよく、投資したお金も2倍くらいに増えました。

けどそれ以上に、自分の大切なお金が、どのように世の中へ巡っているのかを考えるようになったことが財産だと感じています。ただお金を使うのではなくて、このお金がどのように人の役に立つのかを考えるようになったのです。

本書を読めば、きっとあなたの「金融投資」へのイメージが変わります。そして、20代であるいま、金融投資を始めるべき理由がわかります。金融投資に興味が湧いているのでしたら、ぜひチェックしてみていただきたいです。

<20代のうちにこそ始めたいお金のこと 目次>

Chapter1 20代の今、考えておきたいお金のこと 「とりあえず貯金」の時代は終わり
Chapter2 「長期投資」を始めよう 君たちには「時間」というレバレッジがある
Chapter3 たくさんのお金の経験を積む 生きたお金の使い方
Chapter4 仕事にとことん投資せよ 収入を上げるために最大の努力をする
Chapter5 この先、お金とどう付き合っていく? 自分なりのマネー感を構築しよう

20代で金融投資を始めるべき理由

銀行に預けているだけでは安心ではない

今までの人生で、お金に余裕ができたときは、銀行に預けていたのではないでしょうか。きっと、両親からそのように教わったことがありますよね。僕も、自分でお金を稼ぐようになるまでは、口うるさく銀行へ預けておきなさいと言われていました。

けどしかし、銀行に預けておくべき理由を考えたことはありますか?おそらく「安心」のためだと思います。銀行に預けていたら、お金は減らないと信じているからでしょう。金利は僅かしか付きませんが、お金が減るよりはマシだと思って預けている場合もありますよね。

ただ残念なことに、銀行にお金を預けていても、お金の価値が減っていく場合があるのです。それが、物価が上昇し続ける「インフレ」という現象です。お金自体は増えていかないのに、物の価値が上がっていくので、実質的にはお金が減っているのと同然のことが起こるのです。

両親世代が若かった頃は、「デフレ」といって、物価が下降し続けている時代でした。そのため、銀行にお金を預けていると、実質的にお金の価値が上がっていたのです。当時は、金利も高かったですしね。

しかし、今は「インフレ」が発生しています。ということは、銀行にお金を預けていても、安心できないということです。お金を眠らせているだけでは、増えていかないので、金融投資をしてお金に働いてもらう必要があるのです。

「時間」という最大の財産を活用できる

人生100年時代と言われている今、20代であるということは、あと80年も生きることができます。ということは、それだけチャレンジすることもできますし、長期間の投資もすることができるというわけです。

もしこのタイミングで金融投資を始めたとして、大損してしまったとしましょう。大事なお金を失ってしまうことは、とてもとても痛いですよね。なけなしのお金だったら、なおさら痛みは大きいでしょう。

けど、あと80年もあるので、取り返すチャンスは大いにあると思いませんか?この痛みを、あとの80年への教訓とすることができるはずです。

また、20代である今から金融投資を始めておけば、かなり長期間の運用が見込めますよね。ということは、「複利」の効果を最大限に活かすことができます。

例えば、年間5%利回りの金融商品があったとしましょう。100万円で1年運用したら、105万円になります。翌年は、105万円の5%なので、1,102,500円になります。この2,500円部分が複利の凄いところです。発生した利益をさらに運用することによって、新たな利益を生み出すことができるのです。

この複利効果は、時が経てば経つほどに大きくなります。20年経てば100万円は約260万円に、80年経てば約5000万円にまで膨れ上がります。20代で「時間」という最大の財産を持っているからこそできる金融投資ですね。

少額から金融投資にチャレンジしてみよう

20代というのは、「時間」という最大の財産を持っていることが優位に働きます。40歳とか50歳で投資を始めた人は、みんな「もっと早くにやっておけば良かった」と言います。

ただ、周りに金融投資をやっている人が少ないでしょうから、ハードルの高さを感じてしまう気持ちはわかります。しかし、金融投資をするのに多額の資金は必要ありませんし、長期的に投資すれば損失を出す方が難しいものです。ちなみに僕は、7年くらい金融投資をやっていますが、投資したお金は2倍くらいに増えています。アベノミクス相場に乗ったということも大きいですが。

とにかく20代で金融投資を始めることは、お金を増やすという意味でもマネーリテラシーを身につけるという意味でも、将来の財産になることは間違いありません。ほんの小さな余裕資金で、金融投資にチャレンジしてみてくださいね。

著:中野晴啓
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一馬力で働く夫
名古屋でサラリーマンをしている30代の夫です。インデックス投資と配当・優待狙いの個別株投資をしています。資格は、ファイナンシャルプランナー2級と簿記2級を保有。家計簿を見ながら、豊かな生活への計画を考えるのが趣味です。
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