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【要約まとめ】投資の神様(大原 浩さん)〜バフェット流の投資手法をストーリーで学べる本〜

【要約まとめ】投資の神様 by 大原 浩さん〜バフェット流の投資手法をストーリーで学べる本〜
ぞぬーん

GINZAXグローバル経済・投資研究会代表 大原浩さん著「投資の神様」の要約を紹介します。

本書は、投資の神様であるウォーレン・バフェットの投資の真髄を知りたい人にオススメです。ウォーレン・バフェットといえば、マイクロソフトのビル・ゲイツと世界一の大富豪の座を長年争ってきた人物です。ランチを一緒に食べる権利が、オークションで数億円になったというのはよく知られた話です。

ウォーレン・バフェットは、世界中で有名人ですので、その投資手法はよく知られているところです。しかし、我々一般人にも分かるように解説されている本というのは、実は少ないのです。技術的だったり、伝記的だったりという本としか出会うことはできないでしょう。

そのため本書では、ウォーレン・バフェットの投資の真髄を、35歳独身OLを主人公としたストーリーで、わかりやすく解説されています。投資素人な独身OLが、投資によって毎年25%ずつ資産を増やしている60歳の紳士から、バフェット流の投資の真髄を学ぶ内容です。シンプルでいて奥が深いのがバフェット流なので、投資に詳しくない人でも、すんなり内容が理解できるはずです。

では早速、大原浩さん著「投資の神様」についてお伝えしますね。

著:大原 浩
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「投資の神様 バフェット流投資で、勝ち組投資家になる」の概要・目次

本書の始まりは、35歳独身OLを主人公が投資によって毎年25%ずつ資産を増やしている60歳の紳士を、ボッコボコにするところから始まります。高価な財布をスラれたと疑って、紳士を入院させてしまったのです。そんな事件がきっかけで、二人は知り合いとなり、なぜか紳士がOLにバフェット流の投資を教えていくというストーリーです。

「バフェットからの手紙」に登場する、投資に関するバフェットの名言が、ストーリーになって解説されています。例えば、株を購入するのは、スーパーの買い物と同じようにとかダイビングして魚を撮影するように、といったエピソードがあります。

僕が思うバフェット流投資の真髄は、じっくりと調べて適切なタイミングが来るまで待ち続けることだと思っているのですが、このことをバフェットは次のように表現しています。

投資の利益は忍耐に対する報酬だ

本書を読めば、きっとバフェットの投資の真髄を味わうことができるはずです。ただし、身に付けるためには、かなりの勉強と忍耐が必要なので努力してくださいね。

<投資の神様 バフェット流投資で、勝ち組投資家になる 目次>

第1章 スーパーの買い物と同じように投資する
第2章 あなたならどちらと結婚する?
第3章 競馬は投資?FXはギャンプル?
第4章 追いかけるのではなく待ち伏せる
第5章 始めるときは慎重に、逃げるときは素早く
第6章 いよいよ「はじめの一歩」

バフェット流”投資の真髄”

安く買って高く売る

投資で利益を出す方法は、「安く買って高く売る」ですよね。きっとこれは、どんな投資家も知ってることですし、素人だってわかることですよね。なので、もしかしたら、本書に登場するOLのように笑ってしまっているのではないでしょうか。

けど、これができないから投資で利益を出すことが難しいのです。なぜなら、普通の投資家は、株式の適正な価格が全くわからないからです。逆にいうと、バフェットは「定価がわかれば投資の8割はすでに成功している」と言います。

例えば、カップヌードルが、10円で販売されていたら安いと思いますよね。しかし、100万円で売られていたら絶対に誰も購入しません。そう判断できるのは、カップヌードルの定価を知っているからに他ありません。株式でもカップヌードルと同じように定価がわかるようになれば、バフェットのように投資で負けることはなくなるでしょう。

投資の利益は忍耐に対する報酬

定価がわかるようになるためには、1に勉強2に勉強しかありませんが、定価が分かったとしたら、次は割安になるまでひたすら待つことが必要です。カップヌードルを10円だったら購入するように、株価が何円になったら購入すると決めて、その株価になるまでひたすらに待ち続けるのです。

普通の人だったらそもそも、定価がいくらなのか分からないですし、日々の株価の変動で少しでも下がったら割安だと思って購入してしまうことがありますよね。さらに厳しいことに、バフェットは決めた株価になるまであと1セントだとしても、絶対に購入しないとのこと。数年前にアイ・ビーエムへの大型投資を行ったそうなのですが、なんと50年も待った結果だそうです。

こうして、待ちに待った株価になったところで、バフェットは購入する決断をします。そして今度は何が起きても動じず、片目を瞑るように株価が上がるのを待ち続けるのです。こうして、忍耐に忍耐を重ねて利益を出すのがバフェット流なのです。

自分の範囲内で投資をしてみよう

バフェットは投資のことを、「見送り三振のない野球」だとよく表現します。つまり、どれだけストライクを投げられても、手を出さなければ退場させられることはないということです。これから投資をしてみようと思っている人は、実際に投資をしてみるまでは絶対に損しないので安心してくださいね。

しかし、手を出さなければ、ヒットもホームランも打てやしません。そこで躊躇だとか恐怖が湧いてくるかもしれませんが、バフェットは「自分の範囲の中だけでやりなさい」と言います。初心者のうちは、資産の9割を現金でもち、1割で投資をするくらいでちょうどいいとも言われています。1割くらいだったらきっと、日々ドキマギせずに投資することもできそうですよね。

投資を始める際は、このように自分が許容できる範囲というのが非常に大事になります。0になっても痛くもかゆくもない金額で始めるのが、長く投資を続けるコツだと思いますよ。

著:大原 浩
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一馬力で働く夫
名古屋でサラリーマンをしている30代の夫です。インデックス投資と配当・優待狙いの個別株投資をしています。資格は、ファイナンシャルプランナー2級と簿記2級を保有。家計簿を見ながら、豊かな生活への計画を考えるのが趣味です。
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