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【要約まとめ】藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか?(藤野英人さん)〜ドラえもんの「ひみつ道具」で投資を考える本〜

【要約まとめ】藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか? by藤野英人さん〜ドラえもんの「ひみつ道具」で投資を考える本〜
ぞぬーん

レオス・キャピタルワークス株式会社 代表取締役社長・最高投資責任者 藤野 英人さん著「藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか?」の要約を紹介します。

本書は、「投資」と聞いて良いイメージが湧かない人にオススメです。藤野 英人さんの講演を聞きに行くと、「投資のイメージを学生に聞くと、ブラックだとかダーティーだと思われている」ということを言われます。あなたは、投資に対してどんなイメージを持っていますか?

僕が思う投資とは、頑張っている人や会社を応援することです。世の中が良くなるように、面白くなるように努力されている人たちを見ると、すっごく投資したくなります。いや実際に、金融投資やサービスを購入することなどを通じて投資しています。

本書では、藤野 英人さんがドラえもんの「ひみつ道具」があったとしたら・・・という切り口で、投資家目線を全力で解説されています。お馴染みの”タケコプター”や”どこでもドア”があったとしたら、どんなビジネスが盛り上がると思いますか?これらを考えて、お金を投資するのが投資家の役割です。

では早速、藤野 英人さん著「藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか?」についてお伝えしますね。

「藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか?」の概要・要約

突然ですが、ことわざ「風が吹くと桶屋が儲かる」を知っていますか?少々苦しいところはありますが、このような因果関係のことをいいます。

風が吹くと目が砂に入り、盲人が増える→眼の見えない人が増えたら、三味線弾きが増える(昔の盲人の一般的な仕事)→三味線弾きが増えれば、材料の猫皮が消費される→猫が減る→猫が減れば、ねずみが増える→ねずみが増えると、桶をかじられる被害が増える→桶がだめになるので、桶屋が儲かる。

「投資家」たちは、このような因果関係を常に考えています。どういうことかというと、世の中ではたくさんの発明や事件が起こっていますよね。それらによって、社会のどの部分がどのように変化していくのかを考えるということです。

いわゆるビジネスシミュレーションというやつですが、投資家は、世の中に嬉しい結果を出してくれそうな人や企業に注目して、お金を投資しているのです。

本書では、そのビジネスシミュレーションを、ドラえもんの「ひみつ道具」を例にとって解説されています。「あんなこといいな、できたらいいな」という妄想によって、投資家がどうやって投資判断をするのかを知ることができますよ。

  • <藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか? 目次>

     

  • Business Simulation 01 もしタケコプターが実現したら……

  • Business Simulation 02 もしフエール銀行が実現したら……
  • Business Simulation 03 もしお医者さんカバンが実現したら……
  • Business Simulation 04 もしカラオケメイツが実現したら……
  • Business Simulation 05 もしアンキパンが実現したら……
  • Business Simulation 06 もしガールフレンドカタログメーカーが実現したら……
  • Business Simulation 07 もしどこでもドアが実現したら……
  • Business Simulation 08 もしほん訳こんにゃくが実現したら……
  • Business Simulation 09 もしガリバートンネルが実現したら……

ドラえもんの「ひみつ道具」があったとしたら・・・

タケコプターが実現したら・・・

みなさんご存知「タケコプター」。もしタケコプターがあったら、移動がめちゃくちゃ楽になりそうですよね。日々の通学・通勤も混雑しなさそうですし、電車の待ち時間だってなくなりそう。

しかし、弊害として、空の事故が発生する可能性が出てきそうです。地上で起こっているような自動車の交通事故やタケコプターの故障など。そうなってくると、保障が必要になってくるので、きっと保険の業界がよい影響を受けるはずです。タケコプター保険というような新しい保険サービスとかできそうですね。

他にも、タケコプターを製造する企業も良い影響を受けそうですし、タケコプターを使うときに着るウェアなども開発されそうなのでアパレルメーカーにも影響がありそうですね。一方で、タケコプターが登場することで、公共交通機関などは、衰退しそうな気もします。もしタケコプターがあったら、バスや電車を使わなくなる人が増えそうですよね。

どこでもドアが実現したら・・・

「どこでもドア」は、一説によるとドラえもんの「ひみつ道具」の中でもっとも欲しいと思われている道具だそうです。僕も、一つだけ貰えるとしたら、どこでもドアを選びます。

どこでもドアがあれば、タケコプター以上に移動の概念が変わりそうですよね。行きたい場所を念じたら、一瞬でそこへ行けるようになるのですから。

影響を受けそうなのは、自動車やバイクなどの業種ではないでしょうか。本当に乗り物が好きな人しか所有しなくなりそうです。関連して、ガソリンも使われなくなるので、中東諸国などのパワーバランスが崩れそうな気もします。

逆にいい影響を受けそうなのは、本当に価値の高いものを提供している企業です。例えば、レストランや小売業など。人気のあるお店がより人気になりそうなですよね。

個人的には、観光地も盛り上がりを見せるようになると思います。もし自分が、どこでもドアを持っていたら、世界中の観光地を回りたいからです。日本に住みながら、一瞬でヨーロッパまで行けたら最高ですよね。

投資は、頑張っている人や企業を応援する行動です

ことわざ「風が吹くと桶屋が儲かる」の意味は、分かっていただけましたか?”タケコプター”や”どこでもドア”が実現した後に、どんな影響が出てくるのかを想像して、嬉しい結果を出してくれそうな人や企業へ、お金を投資するのが投資家の仕事です。

「投資」と聞いて、ブラックだとかダーティーといった暗く恐ろしいイメージが湧いていた人も、明るいイメージに変わったのではないでしょうか。このように、より良い未来のために頑張っている人や企業を探す目線があれば、あなたも立派な投資家の仲間入りです。

自分が稼いだお金が、世の中を良くするために頑張っている人や企業の元へ届いたら、ちょっと嬉しい気持ちになる気がしませんか?投資というのは、ネット証券なら月に100円からできますもできますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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一馬力で働く夫
名古屋でサラリーマンをしている30代の夫です。インデックス投資と配当・優待狙いの個別株投資をしています。資格は、ファイナンシャルプランナー2級と簿記2級を保有。家計簿を見ながら、豊かな生活への計画を考えるのが趣味です。
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