【要約まとめ】子どもにかかるお金大全(寺澤 真奈美さん、寺澤 伸洋さん)- 子育て費の不安を軽減してくれる一冊 –
寺澤夫妻著「NISA、保険、助成金もスッキリ分かる 子どもにかかるお金大全」を読んだのでご紹介します。
本書は、子育てにかかる費用に対して、漠然とした不安を持っている人にオススメです。
我が家では、まだ子どもがいないですが、子どもを授かることを考えたときに、真っ先に心配なのがお金のこと。
子どもの教育費のことを、子育ての先輩たちから聞くと、どうやって生活していけばいいか頭を抱えてしまいます。
お金のことが心配で、子どもを授かることを諦める人が続出するのは、すごくよく分かります。
しかし、本書を読めば、そんな不安を軽減することは可能です。
子育てをするのに出て行くお金もあれば、入ってくるお金もあることが分かるからです。
また、よくある家計の見直しポイントも教えてくれたり、子育て費に関する基本的な考え方も示してくれています。
「これ読めば問題解決!」とはいきませんが、漠然とした不安を、良い方向に改善させることはできます。
本が苦手だったり数字にアレルギーのあったりする方でも読みやすくなっていますので、ぜひ手に取ってみてください。
この記事では、僕が学びになったと思うポイントをまとめてお伝えしていきますね。
家族会議がいちばん大事
本書を読んでいちばん大事だと思ったのは、「家族会議」です。
子育ては、夫婦で協力して行う必要があるので、考え方の足並みを揃えておかなければいけません。
夫が、スポーツマンになるように育てたいと思う反面、妻が、高学歴になるように育てたいと思っていては、夫婦喧嘩に子どもを巻き込んでしまう危険があります。
そこで本書では、次の3つの目的のために、家族会議を行うことを推奨しています。
- 価値観をすり合わせる
- 漠然とした不安の解消
- お金への感度を高めていく
僕も結婚してからよく思うのですが、自分の当たり前は、妻の当たり前ではありません。
こと、お金のことになると、考え方の違いが明確に分かれます。
正直、話し合うことは面倒だし体力も必要だと感じますが、子どものためには、絶対にやらなければいけないことだと分かりました。
子どもにかかるお金の流れがわかりやすい
本書の中で、めちゃくちゃありがたかったのは、子育てにおいて、「出ていくお金」と「入ってくるお金」の概要が示されていたことです。
生まれたばかりの頃は、お金の貯めやすいゴールデンタイムであることや、子どもが成長するにつれて、出ていくお金が増えていくことは、とても参考になりました。
この内容を、自分で調べようと思うと、めんどくさくて挫折したり抜け漏れがあったりしそうです。
僕はこれから、本書を参考にして、中長期的なライフプランを作り出そうと思えました。
どこまで調べても子どもの次第で変動はありますが、概算でも分かっていたら不安が減ることは間違いありません。
それに、少しでも早く準備を始めた方が、対策の選択肢も増えますしね。
まず現状把握から始めよう
ライフプランの立てることも大切ですが、今やることは、現状把握だと思いました。
我が家では、家計簿をしっかりつけていますし、格安SIMも利用したりiDeco、NISAをフル活用したりと、やれることはやっている自負があります。
しかし、「自分にとっての当たり前は、人にとっての当たり前ではない」ということを本書から学びました。
なので、気がついた今のタイミングで、改めて妻と一緒に現状把握から始めようと思います。
そして、共通の目的、目標を持って、不安にならない家計を作り上げていきます。
この記事を読んだあなたも、お金について分かっていないことがあると感じたなら、今がチャンスです。
本書を読んで、子どもにかかるお金の不安を払拭しちゃいましょう。