【敗者のゲームより】優れた投資家が守ってきた4つの投資基本原則まとめ
投資のバイブル本「敗者のゲーム」で紹介されている、優れた投資家が守ってきた4つの投資基本原則を紹介します。
本書では、ひたすらに「インデックスに投資せよ!」と主張されていますが、その理由は、アクティブ投資では、勝つことが限りなく難しいからです。
アクティブ投資の場合、これからお伝えする4つの投資基本原則に反しているのです。
もっとも、インデックス投資を行う場合でも、この原則に反していたら勝つことは困難になることでしょう。
それくらいに重要な基本原則なので、投資家のみなさんは、必ず頭に入れておきましょう。
4つの投資基本原則
長期的な資産分配の決定
投資の最大の課題は、株式・債券・不動産などへの地位浮的な資産分配の決定である。
インデックスへ投資することは前提として、本書の中では、繰り返しポートフォリオの重要性について説明されています。
なぜなら、資産分配が、投資の成果を決定するほどに、強力なインパクトを持っているからです。
何も考えずに、気になったインデックスファンドを購入しているだけでは、充分な成果を上げられない可能性があります。
自分がどれだけの成果が欲しいのかを明確にして、それに見合った資産分配をしていきましょう。
資金が必要になるタイミングの見極め
最も大事なのは、いつ資金が必要になるか、という点である。
どういう目的で、資産形成していくのかを考えるべきだと思います。
子どもの養育費に充てるためなのか、老後の生活のためなのかによって、資産分配も大きく変わってくるはずです。
基本的には、株式への投資をオススメしている本書ですが、目の前に大きな出費を控えている人だったら、現金としてお金を持っていたほうがいいですよね。
幅広い分散
資産ごとにも、資産の種類ごとにも幅広く分散すること。暴落は突然起きる。
分散投資は、投資の基本中の基本ですが、実践していない人は、山のようにいます。
国内株式の個別株だけ購入している人や、FXに明け暮れている人などは、SNSを見ていると見かけることありますよね。
それが悪いとは思っていませんが、本書では、絶対に避けるべきことと言われています。
その理由は、いつ何が起こるか分からないからです。
最近で言えば、2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災が教訓です。
分散していたら守られていた資産を、一夜にして無くしてしまった人たちをたくさん見てきました。
あなたは、しっかり分散投資できていますでしょうか。
忍耐強い実行力
決めたことを一貫して忍耐強く実行する。
投資計画を、コロコロ変えていては、資産も十分に育ってくれません。
また、そのときの流行に乗ってばかりでは、専門家たちに圧倒されてしまいます。
そのため、最初に決めた資産分配を、一貫して守っていくことが、優れた成績を出す最大のコツなのです。
過去20年間、8割以上の専門運用機関は市場に負けてきたのだ。
と、繰り返し本書では言われていますが、専門家でさえ負けるのだから、個人投資家がアクティブに運用して勝てるわけありません。
ただただ忍耐強く投資し続けることが、最大の成果を挙げるために必要なのです。
まとめ
4つの投資基本原則は、人によっては、ツマラナイと感じてしまうかもしれません。
しかし、優れた成績を挙げるためには、この原則が必要不可欠なのです。
ここに述べられている原則に反する行動をとってきた人たちは、利益を失ってきたということを、僕たちの教訓にしましょう。