【要約まとめ】一生お金に困らない生き方(心屋仁之助さん)〜お金とのあり方を変える〜
心理カウンセラー 心屋仁之助さん著「一生お金に困らない生き方」の要約をご紹介します。
本書は、お金に困りたくない人にオススメの本です。読んですぐにお金持ちになれる本ではないところが注意点。お金持ちになる方法が書いてあるわけではありません。
けど、ある意味では、本書を読むことでお金持ちにだって簡単になることができるとも言えます。なぜなら、お金との「あり方」を変えることができるからです。
「あり方」とは、物事の「前提」です。
僕たちがどれだけ頑張ってもお金持ちになれないのは、お金持ちになる「やり方」ばかり学んでいて、前提となる「あり方」が変わっていないからなのです。
本書は、一般的なお金について書いてある書籍とは少し違います。お金との「あり方」を変えることで、「やり方」が変わり、お金持ちになっていく方法が学べるのです。
少し不思議な感じかもしれませんが、心屋仁之助さん著「一生お金に困らない生き方」についてお伝えしていきますね。
お金持ちになれない理由
あなたはお金もうけすることを素晴らしいと思いますか?品がないとか汚らしいと思いますか?
楽をしてもうけることはいいことですか?悪いことですか?
楽をして、じゃんじゃんお金をもうけているのはいい人ですか?悪い人ですか?
もしここで、「素晴らしい」「いいことだ」と思った人は、お金に対してポジティブな価値観を持っています。一方で、ネガティブなことを思い浮かべた人もいるかと思います。どちらがいい考え、悪い考えということは決してありません。けどしかし、心屋仁之助さんは、はっきりとこのように言っています。
お金をそうやって無意識に否定している人のところにお金は集まりません。
「お金もうけは汚らしい」「楽してもうけることは悪いこと」「お金をもうけている人は悪い人」そう思っていたら、お金だって近寄ってこないのです。もし、お金に人のような意思があるとしたら、きっとネガティブに思われている人のところには近寄りたくないことでしょう。だから、お金持ちになれないのです。
お金が入ってくる「あり方」とは
では一体、お金が入ってくる「あり方」とは、どのようなものなのでしょうか。心屋仁之助さんは、四つの段階があり、その段階を踏んでいけば、ちゃんとお金が入るようになるといいます。では早速、四つの段階を紹介しますね。
「ある」ことに気づく
お金=空気
空気は、誰のところにも同じように行き渡っていますよね。誰のところにも空気が「ある」ということができます。空気がなくなると思って心配になることは、水中以外では体験したことがないはずです。
じゃあ、お金はどうでしょう?
お金は目に見えます。でもその後ろにある豊かさは目に見えません。
だから目に見えるお金だけを見て、豊かさが「ある」ことに気がつかないと、「こんなにちょっとしかない」とか、「もうなくなった」とか、「全然足りない」とか、「お金、ないっ!」などと思います。
つまりお金に困っている人は、すでに「ある」豊かさに気がついてないと言えるのです。じゃあ、「豊かさ」とは何かと言われると、人それぞれ違うので、分かりません。じゃあどうすればいいのかというと、心屋仁之助さんはこう言っています。
「ある」と信じてみる。
自分を認める
「自分は豊かさを受け取れる存在である」と気づくこと。自分を認めること。受け取っていいんだと、自分を許すことです。
お金持ちになっていく人は、自分自身のことを「お金を受け取ってもいい」と認めている人です。自分のことを、「お金を受け取ってもいい」と許している人です。お金に困っている人は、「こんな自分はお金を受け取ってはいけない」と、自分で自分の首を絞めている人が多いのです。
心屋仁之助さんは、「存在給」といっていますが、存在しているだけで自分には価値があると思えるようになったら、お金も自然と集まってくるのだそう。自分は素晴らしい人間であるという「大前提」に変えてみると、豊かさを受け取るのにふさわしい人間になります。
ほしいもの「だけ」受け取ろうとしない
豊かになれない人というのは、受け取るものを選んでしまっているのだそう。逆に、豊かになれる人は、すべて受け入れているとのこと。
「お金=空気」だと考えたら分かりやすいでしょう。空気は、あっちの空気、こっちの空気と選ぶことはしていませんよね。けどお金だと、いいお金や悪いお金といった具合に、受け取るときに選んではいませんか?
豊かさを全部ひっくるめて受け取れば、たくさん入ってくるんですよ。
豊かさを受け取ったら、出す
せっかく、豊かさを受け取っても、自分のところで循環を止めようとするから、その次からお金も、豊かさも入ってこないのです。
これも「お金=空気」と同じだと考えたらわかりやすいです。空気は、吸ったら吐き出しますよね。けど、なぜお金は、手元に残したいと思うのでしょうか。たぶん、出したら戻ってこないと思っているからですよね。
「ある」という前提だと、どんどん回せる。「損」も怖くない。本当に損することももちろんある。でも、どんどん回していくと、「ある」前提に変わっていくのです。
すると、不思議とお金が回ってくる。
お金に困らない生き方を手に入れよう
本書を読んだことで、僕のお金の「あり方」が大きく変わりました。特に本書で紹介されていた「神社ミッション」(神社のお賽銭箱に1万円を入れること)を実行したことで、「なんか知らんけど、お金が入ってくる」感覚を体験することができたのが大きい出来事です。
今までだったら、「お金は使ったらなくなってしまうもの」が前提の生活でした。しかし、神社ミッションという意味も見返りもない行為を実行してからは、「お金を使っても、そのうち帰ってくるだろう」と思えるようになったのです。そして実際に、何かしらの形でお金が返ってきてくれます。
これぞまさに、お金の「あり方」が変わったということでしょう。なので、神社ミッションを行うべきとはいいませんが、お金のあり方を変えるためには、いいキッカケになるかもしれません。本書を読んで、「お金に困りたくない」と思った人は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。