巷では、高配当株投資が人気ですが、我が家の場合は、中配当株投資を行っています。
高配当株投資というと、利回り3%以上を目指すものが多いですよね。
しかし、我が家で実践している中配当株投資は、利回り2%程度を目指した投資となっています。
どうして高配当株投資ではなく中配当株投資なのかというと、一言、これにつきます。
高配当株のことが好きになれないから
いろいろと検証したのですが、どうしても僕好みではなかったんです。
そうして考えているうちに、中配当株投資を思いついて、実践することにしました。
そこでこの記事ては、どういう選定基準で中配当株を選んでいるのかをご紹介します。
ベースとなる考えは、「こびと株」「リベ大」の高配当株投資と同じです。
そこに、僕なりの選定基準も加えて、中配当株を選んでいます。
興味を持っていただけた方は、ぜひ参考にチェックしてみてくださいね。
中配当株投資とは
中配当株投資とは、高配当株投資よりも、少しだけ利回りが少ない投資のことです。
一般的な高配当株投資は、利回り3.0%以上を目指していますよね。
しかし、僕がやっている中配当株投資は、利回り2.0%程度を目指しています。
どうして1.0%も低い配当利回りを目指しているのかというと、高配当株のことが好きになれなかったからです。
僕の投資基準に、どうしてもフィットしなかったです。
投資基準に合わないまま投資をすると、失敗したときの言い訳に繋がりますし、投資を継続することさえできなくなるかもしれません。
そのため、自分の投資基準に合った中配当株投資をやることにしたのです。
中配当株投資の選定基準(数字編)
中配当株を探すときには、まずは数字を見て探すことが多いです。
ここでは、僕が目安としている数字をご紹介します。
注意点として、あくまで目安であること。
理想の数字を下回っていても、総合的にいい企業と判断したら、投資をするようにしていますよ。
配当利回りが2.0%以上であること(株主優待込み)
大前提となることが、配当利回りです。
高配当株投資の場合は、3.0%以上を目標にしている人が多いように思いますが、僕は、2.0%以上を目標にしています。
それも、配当金のみだけでなく、株主優待利回りも込みで考えます。
そして、なるべく増減が少なく、長期的にみて増配していることが好ましいですね。
売上高が右肩上がりであること
あらゆる指標の中で、もっとも大切なことが売上高です。
どれだけ素晴らしい企業でも、売上高が下がっていたら、市場から必要とされていないということ。
短期的な増減は仕方ないですが、長期的にみて右肩上がりであることは必須です。
EPSが右肩上がりであること
EPSは、一株あたり利益のこと。
こちらも売上高と同様に、企業活動が順調かどうかを知るための項目です。
長期的に右肩上がりだったら、条件クリアです。
営業利益率が5%以上であること
営業利益率は、売上のうち、どれだけが営業利益かを示す指標です。
営業利益は、本業の儲けを示すものなので、高ければ高いほどいい指標です。
業種によってバラツキは大きいですが、5%以上であることを目安にしています。
自己資本比率が40%以上であること
自己資本比率は、企業が自分で持っているお金の割合を示しています。
自分で持っているお金が多いほど、簡単には潰れないといえます。
その目安として、40%以上であることとしています。
営業活動によるCFが右肩上がりであること
営業活動によるキャッシュフローは、企業活動をしてどれだけ儲けたかを知るための指標です。
これがもし右肩下がりだったら、事業がうまくいっていないと言えます。
もしマイナスになっている年があれば、かなりネガティブな要素になります。
その年によってばらつくのは仕方ないですが、右肩上がりであってほしいところです。
現金等が右肩上がりであること
現金等は、家計のとっての預金と同じです。
ここが増えていないと、内情は苦しんでいる企業かもしれません。
現金等をたくさん持っていれば、非常に安心して経営もできるはず。
なので、右肩上がりになっていることを確認します。
配当性向が70%を超えていないこと
配当性向は、今年の利益をどれだけ株主にキャッシュバックするかを示す指標です。
株主としては、なるべく多い方が嬉しいかもしれませんが、投資家としては不安になってしまいます。
無理をして配当金を出している可能性があるからです。
事業への投資もしつつ、株主への還元もしっかりするというよな、バランスのいい企業を選びたいですね。
中配当株投資の選定基準(気持ち編)
いくら数字がよくても、気持ち的に投資したいと思えなければ、絶対に投資をしません。
それが理由で、高配当株投資は、自分には合わないと判断したくらいです。
ここからは、どういう気持ちを持って投資先を選んでいるのかをご紹介します。
事業内容を理解できること
大前提として、事業内容を理解できていなければ、投資をしません。
人から聞かれて、どんな会社なのかを説明できるレベルくらいまでは、理解を深めています。
そのため、あまりに事業が複雑な企業も、選定基準から外れてしまいます。
事業が社会にいい影響を与えていること
企業として存在しているということは、世の中にいい価値を生み出していることと言えると思います。
そんな中でも、僕基準で、社会にいい影響を与えていると思えるかが基準のポイントです。
いくら世の中で役立っていても、時代に逆行しているような企業は対象外です。
みんなに優しい会社であること
顧客のことを大切にしている企業は、たくさん知っています。
しかし、社員やその家族、取引先などの、すべての関係者に優しい企業は限られてきます。
僕は、そのような、みんなに優しい会社が大好きです。
社員さんが楽しそうに働いていること
すごく大切にしているポイントは、社員さんが楽しそうに働いていることです。
いろんな企業を見てきましたが、楽しそうに働いている企業ほど、成長しているところが多いです。
「好きこそ物の上手なれ」という諺がありますが、本当にその通りです。
投資先を選ぶときには、その企業の社員さんと話してみたり、働いている人のSNSを探したりします。
自分も入社したいと思えること
そして何より、自分も入社したいと思えることが重要です。
それくらいに企業を知ること、素敵だと思えることが、投資するときの基準です。
なのでもちろん、給料や休暇、福利厚生までしっかりとチェックしますよ。
中配当株投資の選定基準(例外編)
投資先を選ぶときには、あえて例外を作っています。
いくら数字がよくても、風土が良くても、うまくいかないことだってあります。
なので、例外基準を加えておくことで、ポートフォリオのばらつきを抑える効果を狙っています。
心から応援したいと思えること
例外の一つ目は、業績など関係なく、心から応援したいと思えることです。
社長の想いや事業内容などに惚れてしまって、心から応援したいと思える場合には、迷うことなく投資します。
日頃からよく使っている物やサービスを提供してくれていたりする場合もありますね。
とにかくお金に関係なく、応援したいという気持ちを大切にしています。
妻のイチオシであること
例外のもう一つは、妻のイチオシであることです。
僕の妻は、投資を始めたばかりですし、数字の分析などは一切しません。
けど、好きなものに対する知識や感性がすごいんです。
そんな妻から、「この株を買いたい」と言われたら、投資先として選ぶことがあります。
夫婦で一緒に資産形成を楽しむためにも、必要な基準ですね。
まとめ
ここまで紹介してきた15のことが、中配当株投資をするときの基準でした。
ただ、あくまですべて目安です。
目安なので、大きく外れていなければOKですし、NGなことがあっても総合的にいいと思えたら投資します。
こうして選ばれたのが、いま投資している20を超える銘柄たちです。
どの企業のことも本当に大好きで、これから何十年という付き合いをしていきたいと願うものばかり。
これからは一つ一つの企業についても紹介していきますので、またブログに訪れていただけると嬉しいです。
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