投資をしている人なら、「VTI」という人気ETFの存在はご存知ですよね。
これ一本で、米国株式の99%をカバーできる優れものです。
ここ10年くらいの米国株式市場の成長性は、ものすごいものがありますし、これからもきっと成長を続けていくことでしょう。
僕も、少し前まで、「VTI」に投資していました。
けどしかし、思うことがあって、「VYM」という別のETFへと乗り換えることに。
「VYM」の特徴は、米国株式市場のうち、配当利回りが上位の銘柄で構成されていること。
つまり、配当金が高いということです。
この記事では、どうして「VTI」から「VYM」に乗り換えることにしたのかをご紹介します。
きっと僕と同じように、モヤっとしながら投資をしている人もいると思うので、ぜひ参考にしていただきたいです。
では早速、続きをご覧ください。
VTIの特徴
「VTI」は、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFというのが正式名称です。
米国株式市場の、ほぼすべてをカバーしています。
これ一本で、米国に上場している株式を、すべて保有していると言っても過言ではないでしょう。
米国株式市場といえば、経済ニュースでいつものように、「最高値を更新」と言われているくらい絶好調。
直近5年くらいの「VTI」の基準価格を見てみても、約1.5倍くらい上昇しています。
そしてまた、年間1.5%くらいの配当金も出してくれています。
僕自身、iDecoで「VTI」に連動している投資信託を買い続けていますし、ETFの方にも、投資を続けていました。
それはやはり、今までもこれからも経済の中心は、米国にあるであろうという考えからです。
今でも、「VTI」に投資しておけば、大きな間違いないだろうと思っています。
VYMの特徴
「VYM」は、米国株式市場の配当利回りが上位の銘柄で構成されているETFです。
正式名称は、バンガード・ハイディビデンド・イールドETFといいます。
組み入れ銘柄数は、「VTI」の約3600に対して、「VYM」は約400ほど。
金融、ヘルスケア、消費財といった、景気変動の影響を受けにくいセクターが多いことが印象的です。
最大の特徴は、配当利回りが約3%ほどと大きいことです。
それでいて、経費率が0.06%と格安で、15年以上の運用実績があること。
一般的に高利回りな商品は、手数料が高くてすぐに消えてなくなってしまう印象ですが、「VYM」は違います。
設定以来の基準価格を見てみても、S&P500には及ばないものの、緩やかに上昇を続けています。
VTIからVYMへ乗り換えた理由
ではここから、「VTI」から「VYM」へ乗り換えた理由を語っていきます。
ズバリいうなら、この通りです。
投資していても、一向に生活が楽にならないから
「VTI」へ投資していると、たしかに資産額が増えていきます。
口座上のお金が増えていくのを見ていると、すごく嬉しい気持ちになります。
けど、現実世界を見てみると、生活に何も変化が起こっていません。
資産額は増えていっても、美味しいものが食べれたり、旅行に行くことができたりしないのです。
そんな贅沢ができるのは、充分に資金が溜まった60歳くらいになってからの話。
それまではずっと、お金が増えていくのをニヤニヤしてみているだけです。
このことに対して僕は、すごく嫌だと思ってしまったのです。
せっかく投資をしているのだから、何か恩恵を受けたいと思うのです。
そこで僕は、「投資方針書」を書き換えました。
今まで配当金は、再投資が原則でしたが、趣味や贅沢品にも使って良いことにしたのです。
そうすることで、生活に変化が生まれて、もっと投資する意欲を駆り立てることができるはず。
この考えがベースとなって、高配当ETF「VYM」へと乗り換えることにしたのです。
「VYM」であれば、100万円投資したら、3万円程の配当金が期待できます。
3万円あれば、妻との旅行資金として、ちょうどいい金額です。
回らないお寿司屋さんに行くことだってできそうです。
生涯のトータルリターンだけ見れば、おそらく「VTI」へ投資する方が、大きくなるはずです。
けどしかし、僕の場合は、生活に変化を起こしたくて、「VYM」への投資を始めることにしました。
まとめ
「VTI」は、非常に優れたETFだと思っています。
ただ、その恩恵を受けられるのは、資金を切り崩すことになる何十年後かになってしまいます。
そんなに先まで、今の生活水準が変わらないのは嫌だと考えた僕は、「VYM」へと乗り換えることにしたのです。
「VYM」なら、年間3%くらいの高配当が期待できます。
それを自由に使えるお金ということにすれば、生活に変化を起こすことができますしね。
しかし、実際には、配当は再投資しているのが現状です。
新型コロナウイルス感染症の影響で、外出したり贅沢品を購入したりすることがなくなったことが大きいです。
それでも、もし欲しいものが見つかったときには、配当金を使ってもいいというルールにしたことは、気持ちにゆとりを運んできてくれました。
これからは、配当金をなるべく大きくするために、コツコツ入金していくのみです。
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