米国のETF「SPYD」の情報をまとめてご紹介します。
「SPYD」といえば、高配当ETFということで人気ですよね。
年間5.0%ほどの配当金を出してくれる一方で、景気に左右されやすいというのが特徴です。
この記事では、米国株 高配当ETF「SPYD」の特徴、株価、配当金、セクター比率、組み入れ銘柄などをお伝えしていきます。
基本的な情報を網羅していますので、ぜひチェックしてみてください。
SPYDの特徴
SPYDは、インデックス投資の最大手「ステートストリート社」によって、運営されています。
特徴は、米国S&P500指数構成銘柄のうち、高配当利回り上位80銘柄に投資していること。
時価総額加重平均ではなく、配当上位銘柄に、均等に投資しています。
また、よくある高配当ETFと違い、経費率が0.07%と格安なのも特徴です。
SPYDの株価

SPYDがスタートした2015年10月からの株価を見てみると、あまり上昇しているとはいえないことがわかります。
米国株式の代表的な指数「S&P500」と比べてみると、一目瞭然ですよね。
SPYDの配当金
年 | 年末株価 | 年間分配金 | 利回り |
---|---|---|---|
2016 | 34.86 | 1.514 | 5.17% |
2017 | 37.45 | 1.422 | 4.08% |
2018 | 34.07 | 1.619 | 4.32% |
2019 | 39.25 | 1.746 | 5.13% |
2020 | 32.94 | 1.632 | 4.16% |
配当金は、株価に対して、5.0%ほどであることが多いようです。
ただ、株価が右肩上がりというわけではなさそうなので、分配金が増えるということは、期待できないかもしれません。
SPYDのセクター比率

セクター比率は、金融、不動産、エネルギー、公益が多く占めています。
これらのセクターは、一般的に、景気の変動を受けやすいと言われています。
それゆえに、SPYDは、景気に左右されやすいETFと言えるかと思います。
SPYDの組み入れ銘柄
シンボル | 銘柄名 | 保有比率 |
---|---|---|
STX | シーゲイト・テクノロジー | 1.65% |
COP | コノコフィリップス | 1.56% |
IRM | アイアン・マウンテン | 1.56% |
REG | リージェンシー・センターズ | 1.51% |
VLO | バレロ・エナジー | 1.50% |
MPC | マラソン・ペトロリアム | 1.49% |
PSA | パブリック・ストレージ | 1.49% |
SPG | サイモン・プロパティー・グループ | 1.49% |
XOM | エクソン・モービル | 1.48% |
FRT | フェデラル・リアルティー・インベストメント・トラスト | 1.47% |
組み入れ銘柄は、均等に投資がされています。
しかし、リハランスが半年に一度なため、その時々で、若干、保有比率が異なります。
SPYDの情報まとめ
ティッカー | SPYD |
運用会社 | ステートストリート |
ベンチマーク | S&P500高配当 配当上位80銘柄均等 |
構成銘柄数 | 約80銘柄 |
コアセクター | 不動産 金融 |
リバランス | 半年 (1月、7月) |
配当時期 | 四半期 (3月、6月、9月、12月) |
経費率 | 0.07% |
設定日 | 2015年10月22日 |
純資産総額 | 約46億米ドル |
SPYDは、年間配当金を5.0%も出してくれる銘柄です。
しかし、株価の変動が大きいので、キャピタルゲインを狙いたい人にとっては、イマイチなETFかもしれません。
ただ、やっぱり配当金の大きさは魅力なので、インカムゲイン狙いなら、かなりアリなETFと言えるでしょう。
このブログでは、3つの人気米国株 高配当ETFを比較した記事もありますので、合わせてチェックしてみてください。
コメント