米国のETF「VYM」の情報をまとめてご紹介します。
「VYM」といえば、高配当ETFということで人気ですよね。
年間3%ほどの配当を出してくれて、株価も比較的安定しているというのが特徴です。
我が家でも、これから「VYM」への投資を強化しようとしているくらいです。
この記事では、米国株 高配当ETF「VYM」の特徴、株価、配当金、セクター比率、組み入れ銘柄などをお伝えしていきます。
基本的な情報を網羅していますので、ぜひチェックしてみてください。
VYMの特徴
VYMは、インデックス投資の最大手「バンガード社」によって、運営されています。
特徴は、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指していること。
FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスとは、米国株式市場の配当利回りが上位の銘柄で構成されている指数です。
ただし、REIT(不動産)関連の銘柄は、除外されています。
時価総額加重平均型の指数なので、時価総額が大きい銘柄比率が多く、時価総額が小さい銘柄比率が少なくなっています。
また、よくある高配当ETFと違い、経費率が0.06%と格安なのも特徴です。
VYMの株価

VYMがスタートした2006年11月からの株価を見てみると、少しずつ右肩上がりになっているのが分かります。
米国株式の代表的な指数「S&P500」と比べてみても、パフォーマンスは劣っていますが、似たような変動をしていますね。
VYMの配当金
年 | 年末株価 | 年間分配金 | 利回り |
---|---|---|---|
2011 | 45.26 | 1.33 | 2.94% |
2012 | 49.38 | 1.59 | 3.22% |
2013 | 62.32 | 1.75 | 2.81% |
2014 | 68.75 | 1.91 | 2.78% |
2015 | 66.75 | 2.15 | 3.22% |
2016 | 75.77 | 2.21 | 2.91% |
2017 | 85.63 | 2.4 | 2.80% |
2018 | 77.99 | 2.65 | 3.40% |
2019 | 93.43 | 2.84 | 3.04% |
2020 | 91.51 | 2.91 | 3.18% |
気になる配当金は、株価に対して、3%前後であることが多いようです。
株価が上がるにつれて、分配金も増加しているので、コツコツ積立投資をしたら、いつか大きな金額になりそうですね。
VYMのセクター比率

セクター比率は、金融、ヘルスケア、消費財の銘柄で、半数を占めています。
景気の変動を受けにくいセクターの銘柄が多い印象です。
VYMの組み入れ銘柄
シンボル | 銘柄名 | 保有比率 |
---|---|---|
JPM | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 3.71% |
JNJ | ジョンソン&ジョンソン | 3.33% |
HD | ホーム・デポ | 2.56% |
PG | プロクター・アンド・ギャンブル | 2.45% |
BAC | バンク・オブ・アメリカ | 2.45% |
CMCSA | コムキャスト | 1.94% |
XOM | エクソン・モービル | 1.84% |
INTC | インテル | 1.75% |
VZ | ベライゾン・コミュニケーションズ | 1.75% |
CSCO | シスコ・システムズ | 1.68% |
組み入れ銘柄の上位は、誰もが知っているような銘柄が多く並んでいます。
時価総額加重平均ということもあり、やはり老舗銘柄の保有比率が多いですね。
VYMの情報まとめ
ティッカー | VYM |
運用会社 | バンガード |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド イールド指数 |
構成銘柄数 | 約400銘柄 |
コアセクター | 金融 ヘルスケア 消費財 |
リバランス | 年1回 |
配当時期 | 四半期 (3月、6月、9月、12月) |
経費率 | 0.06% |
設定日 | 2006年11月16日 |
純資産総額 | 約377億米ドル |
VYMは、年間3%程度の配当金を出してくれる高配当ETFです。
年間3%の配当金では物足りないという人でも、株価が安定して右肩上がりを続けていることを加味すれば、かなり魅力的に感じるのではないでしょうか。
米国株 高配当ETFで、「HDV」「SPYD」も有名ですが、個人的には、「VYM」がお気に入りです。
運用歴も15年以上と長いですし、純資産総額も桁違いに多いのも、安心して投資ができる材料です。
このブログでは、3つの米国株 高配当ETFを比較した記事もありますので、合わせてチェックしてみてください。
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