この記事では、
- ループイフダンをどのような設定で始めようか考えている人
- 低リスクな資産運用を望んでいる人
向けに、僕が実際に40万円投資している「ループイフダン」の設定について、徹底的に解説します。
ループイフダンでは、投資を開始するときに、
- 通貨ペアは何にするか
- 売りか買いか
- 取引値幅はいくらか
- ロスカットをするかしないか
- 取引数量といくつか
- 最大ポジション数はいくつか
を設定するだけで、あとは自動で売買し続けてくれます。
難しいように聞こえるかも知れませんが、この記事を読んでいただいたら、案外簡単だと分かっていただけるはずです。
投資初心者の方にも分かりやすく説明していますので、読み進めてください。
▼「ループイフダンとは何か?」を知りたい方は、先に、こちらの記事からチェックです。
FX自動売買システム「ループイフダン」で設定する項目
アイネット証券のループイフダンで設定する項目
ループイフダンでは、
- 通貨ペアは何にするか
- 売りか買いか
- 取引値幅はいくらか
- ロスカットをするかしないか
- 取引数量といくつか
- 最大ポジション数はいくつか
を決めるだけで、自動で投資し続けてくれます。
この6つの項目を、僕が利用している「アイネット証券」では、次の4つの設定で行います。
- 売買システム
- 損切設定
- 取引数量
- 最大ポジション数
では、1つ1つの設定を分かりやすく解説していきますね。
売買システムとは

売買システムとは、
- 通貨ペアは何にするか
- 売りか買いか
- 取引値幅はいくらか
を設定するためのものです。
例えば、僕が設定している「ループイフダンB100(AUD/JPY)」という売買システムは、
- B:買い注文
- 100:取引幅100pips
- AUD/JPY:豪ドル/円
という意味になります。
pipsとは:FXで使われる通貨単位のこと。100pips=1円です。
損切設定とは

損切設定とは、
- ロスカットをするかしないか
を決める設定です。
「損切あり」にすると、一定以上の損失を被った際に、強制的に決済されて、これ以上、損失が大きくならないようにできます。
一方で、「損切なし」にすると、投資資金がなくなるまで、取引を続けることができます。
こう聞くと、「損切あり」の方がいいような気がしますが、僕は、「損切なし」で投資をしています。
その理由は、後ほど詳しくお伝えしますね。
ロスカットとは:一定以上の損失を防ぐための仕組み。強制決済とも言う。
取引数量とは

取引数量とは、一回あたりの取引する量のことです。
アイネット証券の場合、「1」とすると1000通貨の取引を行うことができます。
最大ポジション数とは

最大ポジション数とは、どれだけポジションを保有するかを決めるものです。
例えば、
- 豪ドル/円:80円
- ポジション数:20
- pips:100
- 損切設定:損切なし
- 取引数量:1
で買い注文を行ない、80円から下がり続けた場合、
60円までは保有することができますが、
59円からは、ポジション数が21となってしまうので、保有することができなくなります。
僕が考える「ループイフダン」の低リスクな設定とは
目標にしているリターン
僕が考えている、ループイフダンの目標リターンは、年利5%〜10%です。
世の中には、年利20%程を目標にしている方もいると思いますが、僕にとっては、リスクが高いと思っています。
もっと言えば、年利5%だったとしても、上出来すぎるとも考えています。
なぜなら、僕が金融投資している最大の理由は、インフレ率に勝つことが目標だからです。
インフレが起こっていると、お金を持っているだけで価値が減っていることになるので、それよりも投資して、少しでもお金をプラスにしようという考えです。
そのため、2019年の日本のインフレ率は0.99%なので、40万円投資して、1年後に、40万4千円になっていることを目標としています。
インフレ率とは:どれくらい物価が上昇したかを表したもの。
絶対に避けたいリスク
目標リターンを達成するためには、絶対に避けたいリスクが存在します。
それは、ロスカットされてしまうことです。
リーマンショックやフラッシュクラッシュなどが発生すると、一気に為替レートが下がることでロスカットされ、損失が確定してしまう可能性があります。
この状況を、絶対に避けたいと考えています。
なぜなら、ループイフダンでは、どれだけ為替レートが下がったとしても、決済されない限り、スワップポイントを得ることができるからです。
例えば、豪ドル/円の場合、1ポジションで1日3円を得ることができます(2021年1/18日現在のアイネット証券の場合)。
微々たるものと感じるかもしれませんが、このスワップポイントを日々積み重ねていくことで、為替レートが下がったことによる損失をカバーすることができるのです。
そのため、ロスカットされないように、ポジションを保有し続けたいと考えています。
リーマンショックとは:2008年9月15日に、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻したことに起因して、世界規模の金融危機が発生したことの通称。
フラッシュクラッシュとは:外国為替市場で、為替レートが急速に動く現象のこと。
スワップポイントとは:2つの通貨間で生まれる金利差のこと。通貨ペアを持っていることで、毎日振り込まれる金利。銀行預金の金利が、毎日振り込まれるというイメージです。
40万円投資している「ループイフダンB100(豪ドル/円)」設定と理由を詳しく解説
実際に投資している設定

僕が考える低リスクな設定である、
- 目標リターン:5%〜10%(最悪、インフレ率に勝てること)
- 絶対に避けたいリスク:ロスカットされないこと
を達成するために、実際に40万円を投資している設定は、次のとおりです。
- 投資資金:40万円
- 売買システム:ループイフダンB100(AUD/JPY)
- 損切設定:なし
- 取引数量:1
- 最大ポジション数:24
「売買システム:ループイフダンB100(AUD/JPY)」としている理由
通貨ペア「豪ドル/円」の買い注文を選んだ理由は、長期的には、豪ドル高、円安になると考えているからです。
オーストラリア経済は、年々成長している一方で、日本経済は、みなさんご存知のとおりです。
そのため、円の価値が相対的に下がっていくため、豪ドルを買い方向で注文しました。
また、豪ドルの場合、買い注文を行うと、プラスのスワップポイントが発生することも魅力です。
取引値幅を100(pips)としているのは、低リスクな投資を行いたいからです。
豪ドル/円の場合、10(pips)から設定することができるのですが、取引値幅が小さいと、決済回数が増えて短期的な利益を見込める一方で、為替レートの暴落に弱いというデメリットがあります。
逆に、100(pips)に設定すると、なかなか注文が行えず、ポジションが増えないデメリットがありますが、僕は、低リスクな運用を望んでいるので、設定可能な最大値幅にしています。
円安とは:他国の通貨に対して、円の価値が下がること。例えば、豪ドル/円が80円から81円に動いた場合、円安になったという。
「損切設定:なし」としている理由
損切設定なしとしている理由は、ロスカットされたくないからです。
ロスカットされてしまうと、損失が確定されてしまいます。
損失が確定されてしまうと、スワップポイントを受け取り続けることができなくなってしまいます。
また、一時的に為替レートが下がったとしても、長期的に見れば、再浮上してくるものと考えています。
そのため、どれだけ損失が出たとしても、それを受け入れるつもりでいます。
「取引数量:1」としている理由
取引数量を1としている理由は、投資資金を40万円としているためです。
もっと潤沢な資金があれば、取引数量を増やして、低リスクな投資を行うことができますが、
僕の場合、余裕資金が40万円だったため、取引数量を1としています。
「最大ポジション数:24」としている理由
最大ポジション数を24としている理由は、豪ドル/円が過去最大レベルで暴落したとしても、最後まで買い注文ができるようにしているためです。
僕が、ループイフダンを始めたときの豪ドル/円は、75.401円でした。(2019年12月19日)
そして、豪ドル/円の最安値は、55.02円です。(2008年10月24日)
そのため、取引値幅が100(pips)、最大ポジション数24の場合、豪ドル/円のレートが51.401円になるまで買い注文を続けることができます。
こうすることで、長期的に見れば、ループイフダンによる投資で、利益を上げることができると考えています。
FX自動売買システム「ループイフダン」の低リスクな設定まとめ
僕が考えているループイフダンにおける低リスクとは、
- 目標リターン:5%〜10%(最悪、インフレ率に勝てること)
- 絶対に避けたいリスク:ロスカットされないこと
を達成できる投資のことです。

この低リスクな投資を実現するために、アイネット証券で40万円を投資している設定は、次のとおりです。
- 投資資金:40万円
- 売買システム:ループイフダンB100(AUD/JPY)
- 損切設定:なし
- 取引数量:1
- 最大ポジション数:24
ループイフダンへの投資を1年続けていますが、今のところ、年15%も利益を生み出してくれています。
正直にいって、出来過ぎです。
これからも同じように利益を生み続けるとは思っていませんが、きっと、僕のお財布にお金を運んできてくれるのは間違いないと思っています。
▼こちらの記事では、2020年のコロナのときの成績を大公開しているので、ぜひチェックしてみてください。
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